3Dスキャナーを活用したリバースエンジニアリング
3Dスキャンから3Dプリント
5月にPanigaleV4Sのダミーライトを作ってみたのですが完成度があまりにも低かったので、ダミーライトの商品化に向けてきちんと作り直しました。
このダミーライトは純正のカウルに装着が可能な形状をしています。
初代のダミーライトは3Dスキャンをしたデータをそのまま3Dプリンターで出力しました。
3Dプリンターの造形範囲の都合で3分割となっています。
このときのデータはスプレーを施さずにマスキングテープを貼り付けた状態のライトをスキャンをしたため、凹凸が激しい仕上がりとなってしまいました。
VL-800の自動面張り機能を活用
改良版はスプレーを吹きかけて綺麗なスキャンデータを作成し、VL-800の自動面張り機能でCADデータ化したものをもとに3Dプリントで出力しました。
改良版として再制作するのならとCADでライトの形状にかなり手を加えました。肉抜きを追加して重量の削減も行いました。
あとタイミングよく新しい3Dプリンターを導入することもあって、分割を2分割でネジで固定に変更しました。導入した3DプリンターはBambu LabのH2Cです。
Panigale V4Sに取付
問題なく車体に取り付けることができました。
このダミーライトはABS相当のASAフィラメントでプリントしたのでそこそこの強度と靭性を持ちます。防振ゴムの取り付けで割れることはありませんでした。
ちなみに改良版ダミーライトの重量は700グラムでした。元のライトが1950グラム、初代ダミーライトが1200グラムでおよそ半分以下の重量になりました。乗り味にどう変化が出るのかが楽しみなところです。
改善点
最新の3DプリンターはXY軸の精度が向上しているのもあって曲面がきれいに造形できています。
一方で、分割位置の影響により反りが発生し、接合部の隙間が目立つ結果となりました。サポート材と接触する部分は相変わらず汚くなり、昔からあまり進化は感じられません。
外装を取り付けると見えなくなる部分ですが、さらに完成度を高めるため改善したいポイントです。
次回は分割位置を見直し、さらに完成度を高めて商品化を目指したいと思います。



